【東京国立博物館に行ってきました】さまざまな時代で感じられるお香の軌跡
2023/10/22
ひふみお香アカデミー認定校 Fineひとみ
認定香司 坂井仁美
今日は家族で東京国立博物館に行ってきました。
休日、しかも天気も良く、お出かけするには最高の一日でした。
上野駅を出て、博物館まで歩く道のりは、少しずつ深まる秋の気配を感じる事ができます。
銀杏の独特な香りも秋って感じでいいですね〜
東京国立博物館は、さまざまな展示があり子供から大人まで楽しめる博物館です。
特に目立ったのが、外国の方が多かった事です。
外国の方がわざわざ日本に来て日本の歴史に触れてくださる。
それがとても嬉しく、そして誇らしく感じましたね。
何を見たいとかの目的はなく
ただふらっと行ってみたのですが・・・
どの時代の展示にも香炉がポツリポツリと展示されてましたよ。
その中には国宝の品も!
お香の歴史は長い長いと思っていましたが、実際に古い時代の展示を目にすると、改めてお香の歴史の深さを感じますね。
お香は、飛鳥時代に仏教とともに日本に伝わったと日本書紀の記録に残されています。
「淡路島に沈水香木が漂流し、島の人が香木と知らずに薪として焚いたところ、その高貴な薫りに驚き、朝廷に献上したところ、聖徳太子が『これは沈である』と教えられた。」
と、記述されているそうです。
今では色々な香原料を調香してお香を作るのが主流ですが、飛鳥時代でのお香の楽しみ方は一種類の香を焚いて香りを楽しむのが主流でした。
その時に使われていたのが沈香なんですかね〜
その時の時代の香炉が東京国立博物館に飾られていたのを発見!!
この香炉を使って、どんな人が、どんな風に香りを楽しんでいたのか・・・
それを想像すると、その時代の気分が味わえ、なかなか香炉から先に進めず・・・
家族に置いて行かれてしまいました。笑
【沈香とは】
香りの成分によって、普通の木よりも重くなり、水に沈むのが特徴です。
その特徴から「沈水香木」と呼ばれ、「沈香」の名前の由来となっています。
沈香の元となる木が育つまでに約20年、沈香となるまでには50年かかるとされ、さらに高品質な沈香となるには、100~150年以上の月日がかかると言われています。
また沈香が生まれる仕組みは明確には判明していないため、人工的に生み出すことが難しい香りとも言われていることからも、沈香はお香の原料の中でも特に貴重な原料の1つです。
沈香は落ち着いた香りで、リラックスしたい時にとても重宝する香りです。
私は自宅で使う時には寝室やリビングなどでよく焚いています。
お香は深く長い歴史を持っています。
まだまだ書きたい事がたくさんありますが・・・
今日はここまで。
ぜひ東京国立博物館へも行ってみてください。
芸術の秋が楽しめるおすすめの場所ですよ。
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ひふみお香アカデミー認定校 Fine ひとみ
〒300-0875
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